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特集
Society 5.0-高校教育のこれから-
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【OVERHEAD VIEW】
2016年1月に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」の中で、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、目指すべき新たな社会の姿として「超スマート社会= Society 5.0」が提唱された。教育再生実行会議や文部科学省、経済産業省などの 各所からSociety 5.0にかかわる発信がされているが、Society 5.0とは具体的にはどのような社会で、これからの高校教育にどのような影響をもたらすのだろうか。
今号では、Society 5.0と高校教育にかかわる情報について整理した上で、学校現場は新しい社会の到来をどのように捉えていく必要があるのかを考えていく。 -
イントロダクション─教師と生徒の未来トーク─
変化する社会に向けて私たちは今、何をどのように学ぶのか
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課題整理
Society5.0にかかわる各種提言は
どんな方向に向かっているのか -
先進事例
文理分断したカリキュラムを転換し、生徒の学びを広げ、高めていく
先進事例1 埼玉県・国立筑波大学附属坂戸(さかど)高校
国内外のフィールドワークを軸としたカリキュラムで、
国際社会の一員としての自覚を持たせる
先進事例2 長野県飯田OIDE長姫(おさひめ)高校
地域に出て、地域を教材にして学ぶ「地域人教育」で、
社会を形成する力を育む -
座談会
Society5.0時代を学校現場はどう捉えるか
大谷大学 文学部 教授 荒瀬(あらせ)克己(かつみ)/
東北大学大学院 情報科学研究科 教授 堀田(ほりた)龍也/
ベネッセコーポレーション 学校カンパニー 営業本部長 吉野 隆弘
生徒と紡ぐ 情熱教師
改革事例から導く!
「学校教育デザイン」を描く道標(しるべ)
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岡山県立瀬戸高校
地域連携を重視した「総合的な学習の時間」を中心に、
イノベーターを育てる教育活動の実現を目指す
ダウンロードツール
P25.図4『瀬戸高校ルーブリック』
主体的・対話的で深い学びへ
実践 アクティブ・ラーニング
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農業
データや新聞記事を活用したグループ討論で、
地域や農業の課題に向き合う志を高める青森県立三本木(さんぼんぎ) 農業高校 佐々木 秀幸
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化学
生徒主体の実験を通して、
協働しながら問題を解決し、事象の理解を深める力を育む東京都立清瀬高校 岩渕 寛
ダウンロードツール
P33.『単元の指導計画東京都立清瀬高校』
指導変革の軌跡
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大分県立大分豊府(ほうふ)中学校・高校
多様な資質・能力の育成
「世界標準の学力」の育成に向け、
中・高の教師が目線を合わせた指導改善を推進
ダウンロードツール
P37.図3『きせきノート』 -
沖縄県立久米島(くめじま)高校
地域と連携した学校づくり
「選ばれる学校」を目指し、
学校と地域が一丸となって魅力ある教育活動を実現
改良!指導ツール ビフォーアフター
学校を飛び出し、学びを巡る
高校教師 study-tour
大学生による高校生のための
大学の学び 最新ナビ
これからの会議・研修のあり方、つくり方
VIEW'S REPORT
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次期学習指導要領に向けた埼玉県の取り組み
多様な資質・能力の育成を目指す
指導と評価の確立に小・中・高合同で取り組むダウンロードツール
P58.図2『数学科のパフォーマンス課題』
P58.図2『数学科のルーブリック』 -
国際シンポジウム「教育を科学する─エビデンスやデータで考える、2030年の教育の姿─」開催
エビデンスやデータを基にした教育改革の推進が必要
Reader's VIEW
教師を育てた言葉たち
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