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特集
小学校英語の教科化に備える
【はじめに】
2018年度から、小学校では新学習指導要領へ向けて、中学年での外国語活動、高学年での教科「外国語」の先行実施がスタートする。今回の改訂では、移行措置の実施も決まり、結果的にすべての小学校で対応を取る必要が出てきたが、小学校英語について現場の不安感は強く、特に教員の指導力についての課題意識が強い。そこで本特集では、新学習指導要領の改訂ポイントやその背景を改めて押さえるとともに、先行して小学校英語の教科化を実施し、試行錯誤してきた自治体や学校の取り組み事例を通じて、授業づくりや教員の指導力向上、授業時数確保の3観点で今後のロードマップの描き方を考えていきたい。
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【座談会:先行実施に向けた実践アドバイス】
英語教育をコーディネートする人材の配置で、
担任が1人立ちできるよう支援を
~ 島根県雲南市 -
【文部科学省インタビュー:移行期間をどう進めるか】
小学校外国語教育を担う担任の指導力向上のため、
校内研修の徹底を
~ 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課
国際教育課 教科調査官 直山木綿子 -
【事例1】カリキュラム開発と教員の指導力向上①
誰もが同じレベルで授業できるよう、
国の事業を活用してカリキュラムを開発
~ 群馬県 -
【事例2】カリキュラム開発と教員の指導力向上②
独自カリキュラムと多様な研修で、
教員の意識改革など準備を進める
~ 東京都町田市 -
【事例3】授業時数の確保の工夫
モジュールの時間を利用するほか、
45分授業確保に工夫を凝らす例も
~ 雲南市立吉田小学校、武蔵村山市立第三小学校、
阿波市立伊沢小学校、町田市立本町田東小学校、
太田市立旭小学校
VIEW'S REPORT
連載
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近未来展望
「ラウンドシステム」の導入により、
子どもと向き合う授業を推進
~ 埼玉県熊谷市教育委員会 教育長 野原 晃 -
教委と現場で進める 学力向上へのステップ
地域人材や民間企業と手を携え、
子どもが主体的に学ぶ環境を築く
~ 岡山県和気町 -
主体的・対話的で深い学びを実現!
アクティブ・ラーニング実践講座協同性を重視した活動で生徒の気づきを促し、
発信力・傾聴力を育む
~ 福岡県立輝翔館中等教育学校 教諭 西里 勇希 -
データで教育を読む Benesse Report
第1回 子どもたちを「勉強好き」にするには
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私の仕事 私の願い
子どもが自立して社会に巣立つまで、
部局や学校種を超えて子どもや保護者を支援していく
~ 群馬県草津町教育委員会 教育長 中澤 隆
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