ベネッセ教育総合研究所
VIEW'S REPORT 中高6か年指導のポイントを探る
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連携と共有が行える教員組織
 こうした指導は全学年で貫かれているが、「その原動力は情報の共有と連携が密に行われる教師組織にある」と中学校教頭の早坂元実先生は指摘する。
 「定例の学年会議(月曜放課後)以外でも、先生方は幾度となく話し合いの場を持っています。職員室でも、学年の先生方はお互いに近くの席なので、自然とコミュニケーションが密なものになるようです」
 同校では、6年一貫の進路指導計画を作成し、それに基づく指導が実践されているが、中1から高3までの6学年の進路担当が、各学年の状況を話し合う進路指導部会が週に1回、授業時間内に2時間枠で設定されている。学年主任、教務・進路・生活指導各主任と、校長・教頭とが教学全般を話し合う校務委員会も中高別に同様の頻度で行われており、生徒の状況や各学年の取り組みを共有するための場がシステムとして根付いているという。


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