ベネッセ教育総合研究所
特集 国際化教育の現在
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COLUMN
南山アジアプログラム(NAP)

 総合政策学部の外国語科目(選択科目)の一つとして開講される約1カ月間の短期プログラム。同学部では、英語以外の言語を修得し多言語社会の理解を促すことを目的に、「未修外国語」を2年次に配置する。このプログラムはこれと関連し、2年次の長期休暇を利用して行われる。
 派遣先は現在、台湾、韓国、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシアの6カ国・地域。新たに中国の青海省でのプログラムも計画する。現地の言語を学ぶほか、国際的な視野から総合政策学をとらえるためのフィールドワークを実施する。
 どのプログラムも語学学習の時間は週15時間程度だが、学生は授業の後、派遣先の大学が依頼した「チューター」と呼ばれる学生と毎日約2時間、共に行動する。一対一で授業の復習や発音の練習をしたり、宿題として課されたキャンパス内の学生や教員へのインタビュー、市場や寺院などの見学や関係者の取材に共に出かけることもある。
 受け入れ先は、都市部ではなく、その国の特徴がよく表れている地域を選択し、その地域で同プログラムの趣旨を十分に理解し、賛同を得られた大学と協定を締結している。
 滞在中の病気や事故などの危機管理については提携先と事前に十分な確認を行い、大学から離れた地域でのホームステイなどの場合も、万全の対応を取る体制を敷いている。
 今後、政策に関わるイベントや活動にボランティアとして参加し、学習するプロジェクトの実施も検討されている。



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