BERD 2006 No.6
【レポート】
BERD
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訪問先 1
 ジョンズ・ホプキンス大学 CTY [Center for Talented Youth]

 CTYは、1979年にジョンズ・ホプキンス大学内に開設され、同一年齢層トップ3%(今年度から5%)までを対象とした才能児のための米国屈指の教育研究機関である。創始者は同大学心理学名誉教授のジュリアン・スタンレー(Julian Stanley)博士。
 リア・ワイバラ(Lea Ybarra)博士をはじめとするCTYのスタッフに、「促進」の理念が 基にある才能教育がいかに進められているかを聞いた。
Q
CTYの教育を受けるには、どうしたらよいのでしょうか?
 「Talent Search(TS:才能発掘)」が、CTYへのゲートウェイです。「In-level Testing(到達度テスト)」で97%以上のスコアを持つ生徒に学校長がCTYの申請書を渡しますので、CTY受講を希望した生徒にはテスト資料を送り、後日、「Above-level Testing(能力テスト)」を受けていただきます。2〜4年生はSCAT(*1)、5〜6年生はPLUS、7年生以上はSATIのテストを受けます。PSATやACTをSATIの代わりに受けることも可能です。また、こうした能力テストの他、オプションとしてSTB(空間認識力を測るテスト)を受けることもできます。TSには年間、約12,000校から約8万人の生徒が応募し、創立以来、120万人の子どもたちを受け入れてきました。
Q

どのような教育プログラムをされているのでしょうか?

 提携大学を会場に、3週間の「拡充」を強調したサマープログラムや世界50か国以上をネットワークした遠隔教育を展開しています。遠隔教育では、CD-ROM教材や、ホワイトボードシステムを使い、オンライン上で先生と交流できるのが、子どもたちにとっては楽しいようです。また、いろいろな主題をテーマに世界の各所を家族で訪ねるという体験型学習プログラムもたいへん人気です。今年はコスタリカ、タンザニアなどでのプログラムを予定しています。
Q

トップ層の子どもを対象にしたプログラムについてお聞かせください

 SET(Study of Exceptional Talent)プログラムは、CTYの中でもトップ中のトップといわれる生徒のためのプログラムです(全国学年別集団のトップ0.01%弱に相当)。こうした生徒には、特に、個人に応じたプログラムが必要になってきますので、適切な教育機会が得られるよう、カウンセリングを行ったり、また、先輩や同じ境遇の生徒同士を紹介して、お互いに励まし合ったり、良い刺激を受け合ったりできるようにもしています。
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