親との会話が子ども同士の関係に影響する!

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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4 自分自身についての見方と親の関与には関係がある

 子どもたちの自分自身についての見方と親の関与との関係を示したのが図4です。「肯定的」群と「否定的」群で親の関与のしかたに大きな違いがあったのは、「困ったときに相談にのってくれる」「よいことをしたときにほめてくれる」「悪いことをしたときにしかってくれる」であり、15ポイント以上の差が見られました。親がほめる・しかるの明確な基準を持ち、毅然とした態度でかかわるようにした方が、子どもも自覚的にルールを守り、自律性を持つようになるといえます。
  良好な親子間のコミュニケーションが子どもの育成の基礎であり、効果も大きいのではないでしょうか。

図4

■第1回子ども生活実態基本調査・調査概要
【保護者調査】
調査時期/2004年11月〜12月
調査対象/小学4年生〜高校2年生
合計14,841人(有効回答数)
抽出方法/市区町村の人口規模および人口密度を考慮した有意抽出法
調査方法/学校通しの質問紙による自記式調査
◎2005年4月に速報版を発行し、8月に詳細な分析をまとめた「第1回子ども生活実態基本調査報告書」を刊行。


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