特集 「学校力」を考える(3)生徒が伸びる面談
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
  PAGE 3/18 前ページ  次ページ

自分の可能性から進路を選択する生徒が減少

 昨今、進路目標の設定があやふやで、目標に対する行動が伴っていない生徒が増えている。図2は、高校生の抱く将来展望について調査した結果である。このデータから、近年イメージによって進路を選ぶ生徒が増えている一方で、進路選択に必要な知識とスキルを持った生徒が少なく、自分の能力・適性などの可能性から進路を選択する生徒が減少していることがわかる。また、「自分に自信を持ちにくい」「受け身」「指示待ち」「現状より高い目標にチャレンジしない」などの生徒の気質を指摘する教師も多い。

図2

  一方、図3は、高校教師が進路指導を行う上で困っていることを調査した結果だが、以前に比べて「生徒の進路が多様で指導困難」と回答する割合が増加している。

図3

  PAGE 3/18 前ページ 次ページ
目次へもどる
高等学校向けトップへ