特集 変わる高校入試・中学校の指導
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複数のテキストを読み込ませる出題も

 「テキストの形式」は、二つに大別される。

(1)連続型テキスト…物語や解説など、通常は文章・段落で構成される。

(2)非連続型テキスト…図やグラフ、表、地図など、文章以外のもの。

 今回の高校入試分析で、「読解プロセス」については「熟考・評価」に、「テキストの形式」については「非連続型テキスト」に着目した(注1)。次ページでは、これらの観点でPISAの読解力問題と近い能力を試す問題を紹介する。情報を異なったテキストタイプで説明させることで、受験者の「理解」を確認したり「意見・評価」を求めたりする内容だ。
 「熟考・評価」の問題としては、連続型テキストを読み、自分の意見を理由を明らかにして答えさせる「条件作文」も、数多く出題されていた。

図1

注1:出典『PISA2003年調査 評価の枠組み』国立教育政策研究所・監訳(ぎょうせい)に基づき分析


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