第4回学習基本調査・高校生版
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   (5)授業の受け方

時系列的にみると、授業態度の積極化と授業中の逸脱行為の増加という相反する傾向がみられる。「授業でわからないことは、あとで先生に質問する」は第1回から一貫して増加している(第1回27.6%→第4回43.5%)一方、第3回まで減少傾向にあった「内職(他の科目の勉強など)をする」(第3回39.1%→第4回46.0%)、「近くの人とおしゃべりをする」(第3回38.1%→第4回45.4%)は増加に転じている。


Q.あなたの授業中の様子についてうかがいます。

図2-1-5 授業の受け方(時系列)

 授業の受け方について11項目をあげてたずねた。「ある」(「よくある」+「時々ある」の%、以下同)と回答した者の比率を第1回から第4回までの時系列で図2-1-5に示している。「黒板に書かれたことを、きちんとノートに書く」は、93.7%と9割を超え、この傾向は第1回から継続している。また「黒板に書かれていなくても、先生の話で大切なことはノートに書く」は第3回の68.4%に比べ65.1%とやや減少しているものの、7割近い高校生が回答している。さらに「授業でわからないことは、あとで先生に質問する」は第1回から一貫して増加傾向にあり、第4回では43.5%と授業への積極性が高まっている様子がうかがえる。


 他方、第3回までは減少する傾向がみられた授業中の逸脱行為は、第4回では増加に転じている項目も目立つ。「内職(他の科目の勉強など)をする」(第3回39.1%→第4回46.0%)、「近くの人とおしゃべりをする」(第3回38.1%→第4回45.4%)は、7ポイント程度増加している。「ぼうっと他のことを考えている」は74.4%で、第1回からほぼ一定の比率である。

 また「授業の内容が難しいと思う」と回答している高校生はほぼ8割にのぼる一方で、「授業の内容が簡単すぎると思う」とするのは1割程度である。これらの比率は時系列でみても一定しており(「授業の内容が難しいと思う」第2回75.5%→第4回78.2%、「授業の内容が簡単すぎると思う」第1回10.4%→第4回13.7%)、「授業の内容が難しいと思う」高校生がほとんどを占めている状況が続いている。

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