第4回学習基本調査・高校生版
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表2-1-8 授業の受け方(性別)

 表2-1-8は性別による授業の受け方の違いを示したものである。総じて女子のほうが積極的に授業を受けている傾向がみられ、「黒板に書かれていなくても、先生の話で大切なことはノートに書く」(女子75.9%>男子53.8%)、「授業でわからないことは、あとで先生に質問する」(女子48.9%>男子37.7%)の2項目では、男子と比べ10ポイント以上の差がみられる。しかし授業の内容については、「授業の内容が難しいと思う」(女子83.8%>男子72.5%)と女子のほうが男子より11.3ポイント高く、さらに「授業の内容が簡単すぎると思う」(男子18.6%>女子9.0%)も女子は男子に比べ半分以下になるなど、女子のほうが授業の内容を難しく感じる傾向がみられる。これは女子が授業を積極的に受けていることにより、授業内容の難しさを実感する機会が男子に比べて多いことが考えられる。

表2-1-9 授業の受け方(偏差値帯別)

 学校の偏差値帯別での授業の受け方(表2-1-9)の特徴として、次の2点があげられる。

 (1)「黒板に書かれていなくても、先生の話で大切なことはノートに書く」「授業でわからないことは、あとで先生に質問する」は、高い偏差値帯の学校群ほど「ある」と回答する比率が高くなる傾向がある。しかし一方で偏差値55以上の学校群では「内職をする」者が51.3%と半数を占めている。

 (2)「近くの人とおしゃべりをする」「マンガをかいたり、文房具で遊ぶ」などの逸脱行為は、高い偏差値帯の学校群ほど「ある」と回答する比率が低くなる傾向がみられる。一方で偏差値45未満の学校群ではほぼ6割の高校生(59.6%)が「近くの人とおしゃべりをする」ことがあると回答している。


 これらのことから、高い偏差値帯の学校群、または女子で授業に対して積極的な態度がみられる一方、低い偏差値帯の学校群で逸脱行為が目立つということである。しかし、これらの傾向は、高校生の自己評価、主観的な判断であることに留意しておく必要がある。

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