第4回学習基本調査・高校生版
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 * * *  第2節 高校生の学習観・成績観・社会観  * * * 

1.成績観


   (1)成績の自己評価

成績の自己評価は、第1回から第4回にかけて「下位」の比率が高まっている。また教科別では「数学」「英語」に関して、半数近くが「下位」と自己評価している。


Q.●現在の総合的な成績は、学年の中でどのくらいですか。
  ●次の教科(数学、国語、英語)の現在の成績は、学年の中でどのくらいですか

図2-2-1 成績の自己評価(時系列)

 本調査では、高校生の成績観を(1)学年の中での総合的な成績の自己評価、(2)どのくらいの成績がとれたらよいか、(3)現在の成績は別として、うんとがんばれば、どのくらいの成績がとれると思うか、という3つの側面からとらえている。


 まず、学年の中での総合的な成績の自己評価を時系列でみていく(図2-2-1)。選択肢は「1(上のほう)」から「4(真ん中)」を経て「7(下のほう)」まで7段階に分けて、いずれかの段階を自己評価にもとづき選択させた。全体を「上位」(「1(上のほう)」「2」「3」、以下同)、「中位」(「4(真ん中)」)、「下位」(「5」「6」「7(下のほう)」、以下同)に三分位し、その比率の変化をみると、第1回での「上位」が42.2%であったのに対して、第4回では34.0%と8.2ポイント減少している。同様に「下位」についてみると、第1回の32.1%に対し、第4回では42.2%と10.1ポイント増加している。あくまでも高校生の自己評価ではあるものの、第1回に比べ自分の成績を相対的に「下位」に位置づける高校生が増加していることがわかる。

図2-2-2 成績の自己評価(性別)
図2-2-3 成績の自己評価(教科別)

 図2-2-2は性別による違いを示している。「下位」では、男子で45.7%、女子で38.8%であり、男子のほうが自分の成績を「下位」に位置づけている比率がやや高い。

 教科ごとに成績の自己評価の結果をみてみよう(図2-2-3)。「国語」では「中位」26.8%がもっとも多く、他の「数学」「英語」に比べ高い比率を示している。一方「下位」に注目すると、「国語」が39.1%、「数学」が46.7%、「英語」が46.5%であり、「数学」「英語」に関しては半数近くが自分の成績を「下位」に位置づけていることがわかる。

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