授業と家庭学習のリンクが子どもの学力を伸ばす -学力向上のための基本調査2008より

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第2章 授業改善と結びつけた家庭学習充実の取り組み構造モデルの提唱

2-2 測定問題の設計と実施結果


(株)ベネッセコーポレーション小中学校事業部
アセスメント制作課 郡 宏暢

1.各教科問題の作成方針

今回の学習到達度調査は、各教科ごとに、基礎的な学力の定着状況と、応用する力や発展する力の伸びの状況を見ることができるよう設計している。各設問には、どの観点(評価の4観点である「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」のうち「関心・意欲・態度」を除く3観点)の到達度を測る設問なのか、どの学習内容(領域)の到達度を測る設問なのかを設定し、多面的に到達度を測ることができるよう設計している。

2.「活用に関する問題」の出題について

今回の学習到達度調査では、「活用に関する問題」を、各学年・教科それぞれの「応用する力」を測る設問群の中において、2〜3設問程度出題した。

「活用に関する問題」は、「実生活の様々な課題解決の場面や想定される課題解決の場面において、身に付けた知識・技能等を活用し結びつけ、課題を発見し、解決方法・ステップを考察・実行するとともに、自分の考えや他の人の考えをわかりやすく表現することができる力」を測定することを目的としている。そこで提示される課題は、該当学年および前学年での学習・履修内容を基に思考をめぐらせることによって解決できる内容とした。各教科の出題内容は、次の通り。

【国語の出題内容】

素材となる文章(素材文だけではなく、図や表など、非連続テキストも含む)を読み取ったり、会話や発表を読み取り、その文の作者や登場人物の考えに立った考察や、自分なりの考察を行う内容とした。

【算数・数学の出題内容】

日常生活の場面や、これまであまり体験したことがないような架空の場面を設定し、その中で、算数や数学的な考え方・計算を使って、示されている課題に対して自分なりに考え、答えを求めていく内容とした。

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