第2回子ども生活実態基本調査報告書
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小・中学校での利用低減要因

 5年の間に、小学生は「家で」も「学校で」もパソコンの利用が減った。中学生は「家で」は増えたが、「学校で」は減った。高校生は、「家で」も「学校で」も利用が増えた。小・中学校でパソコンが利用されていない背景として、学校側の活用方針が考えられる。教師がパソコンを活用させる機会を与えなければ、子どもが利用しなくなる。総合的な学習の時間で調べ物をする機会が減ったり、パソコンを自由に使う余裕のある授業時間が減ったりしているのかもしれない。また、学内予算としてパソコンに設備投資がなければ、旧型モデル・古いソフトウェアの利用を継続せざるをえない。学校でのパソコン活用への魅力が全体的に不足している可能性も考えられる。

高校生のパソコン利用が増加

 表2-2-1では、2時点の各学校段階での成績(小・中学生)・高校偏差値層(高校生)別に利用状況をみてみた。「家で」は、小学生の成績上位層に利用が減った(2004年50.1%→2009年43.6%、以下同)。高校生では、進学校の「家で」の利用が増えた(53.5%→64.3%)が、「学校で」は変わらない。中堅校、進路多様校では、「家で」も「学校で」も利用が増えた。今回、進路多様校での「学校で」の利用が6割となっている。学校の授業で使う機会が多くなったのだろう。
■表2-2-1 家・学校でのパソコン利用状況(学校段階別・成績/高校偏差値層別、経年比較)
表2-2-1 家・学校でのパソコン利用状況(学校段階別・成績/高校偏差値層別、経年比較)
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