第2回子ども生活実態基本調査報告書
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2. パソコンの利用(2)

 子どもたちがパソコンを使ってすることは主に「ゲームをする」「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」「インターネットで勉強のことを調べる」である。ただしこの5年の間で「ゲームをする」は大きく減少している。

パソコンの利用形態

 子どもたちは、パソコンを具体的にどのようなことに利用しているのか。「パソコンは、どのように使うことが多いですか。あてはまるものをすべて選んで、番号に○をつけてください」とたずねた。選択肢は、「文章を書く」「絵を描く」「ゲームをする」「テレビやDVDを見る」「インターネットで勉強のことを調べる」「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」「学習ソフトを使って勉強する」「ホームページやブログを作る」「電子メールをやりとりする」「ネットショッピングをする」「その他」の11項目である。

ゲームに使う小学生

  小学生の2004年から2009年の2時点の回答結果をみたものが、図2-2-3である。図は2009年の回答割合の多い順に並び替えてある(図2-2-4、図2-2-5も同様)。2009年の小学生は、「ゲームをする」(51.9%)、「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」(42.0%)、「インターネットで勉強のことを調べる」(34.1%)をしている。しかし、これら3項目は、2004年と比べて、現状維持もしくは減っている。「絵を描く」「文章を書く」も減った。増加した項目は「テレビやDVDを見る」(2004年16.5%→2009年24.0%、以下同)である。
■図2-2-3 パソコンの使い方(小学生、経年比較)
図2-2-3 パソコンの使い方(小学生、経年比較)

趣味や遊びのことを調べる中学生

 中学生の2004年から2009年の2時点の回答結果をみたものが、図2-2-4である。2009年の中学生は、「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」(67.1%)がもっとも高い。これは2004年と比べて変化していない。ついで、「ゲームをする」(39.5%)があがるものの、2004年から10ポイントほど減っている。「テレビやDVDを見る」(16.5%→30.9%)、「ホームページやブログを作る」(7.5%→14.9%)は増えているが、「インターネットで勉強のことを調べる」「電子メールをやりとりする」「文章を書く」「絵を描く」は減っている。
■図2-2-4 パソコンの使い方(中学生、経年比較)

図2-2-4  パソコンの使い方(中学生、経年比較)

高校生も趣味や遊びのことに利用

 高校生の2004年から2009年の2時点の回答結果をみたものが、図2-2-5である。2009年の高校生は、「インターネットで趣味や遊びのことを調べる」(72.8%)がもっとも高い。この傾向は中学生と同様である。ついで、「ゲームをする」(24.9%)、「インターネットで勉強のことを調べる」(24.5%)があがるものの、2004年と比べて減っている。小・中学生と同じく「テレビやDVDを見る」(16.6%→24.3%)が増えているが、「文章を書く」「電子メールをやりとりする」「絵を描く」は減っている。
■図2-2-5 パソコンの使い方(高校生、経年比較)
図2-2-5 パソコンの使い方(高校生、経年比較)

インターネット以外の利用の多様化

 パソコンにおけるインターネットでの趣味や遊びのことを調べるための利用は、2004年からほぼ変化しておらず、依然、回答比率は高い。全体的に動画利用は増えたが、ゲームや勉強ツールとしての活用は減っている。この減少の背景としては新しいデバイスとの住み分けがすすんだことが推測される。
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