第2回子ども生活実態基本調査報告書
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2. 学校外学習

 学校外学習に関してたずねたところ、中学生で通塾や通信教育を受けている比率が高くなることがわかった。その比率には地域差があり、郡部<中都市<大都市の順で高くなっている。また成績・高校偏差値層別や母親の学歴別でも学校外学習の比率に差がみられた。子どもが学校外学習に取り組むかどうかは、生活する土地や親の教育観の影響を受けるようだ。

中学生で通塾や通信教育が増加

 子どもたちは、学校以外ではどのような学習の取り組みを行っているのだろうか。学校外学習について調べたものが図3-1-4である。
■図3-1-4 学校外学習の取り組み(学校段階別)
図3-1-4 学校外学習の取り組み(学校段階別)
 小学生では、「学習塾や予備校に行っている」「通信教育を受けている」が約2割、「計算や書きとりなどのプリント教材教室に行っている」「英会話などの語学教室に行っている」が約1割である。他の学校段階との比較では、英会話や計算や書きとりなどのプリント教材教室の比率が高くなっているのが目立つ。学校外学習についてたずねた自由回答でも「そろばん」や「英語を話す教室」といった回答はある一定数存在しており、小学生の段階では塾通い以外に、興味関心や素養を高めるような習い事が評価されていることがわかる。
 中学生では、「学習塾や予備校に行っている」が45.9%と中学生の約半数の比率を占め、つづいて「通信教育を受けている」が22.8%となっている。小学生から中学生にかけて学校外教育の分布が大きく変化していることがわかる。
 高校生では、「学習塾や予備校に行っている」が19.4%、「通信教育を受けている」が17.0%と、それぞれ2割に満たない比率であるが、全体的に小・中学生に比べて、学校外学習に取り組んでいるものは少ない。高校では学校内での活動の幅や時間が拡大(例えば部活動や補習授業など)し、学校外の可処分時間が少ないことが影響しているのかもしれない。
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