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2.得意な教科・苦手な教科
得意な教科・苦手な教科ともに「数学」「英語」が多い。4割近い子どもが入試直前までに苦手教科の成績をあげている。
注1) 「一番苦手だった教科」の質問で、国語・社会・数学・理科・英語のいずれかを選択した人のみに尋ねている。 注2) 「中2の夏休み頃〜後半」は「中2の夏休み頃」+「中2の夏休み後ぐらい」+「中2の後半」の%。「中3の間」は「中3の初め頃」〜「入試直前になって」までの%の合計。
注) 「一番苦手だった教科」について、「苦手と感じ始めた時期」と「高校入試直前」の2時点での校内成績をそれぞれ7段階で尋ね、その推移によって分類した。苦手教科がないケースや、成績を覚えていないケースは分析から除外している。
国語・社会・数学・理科・英語のなかで、一番得意だった教科、苦手だった教科を選んでもらったところ、どちらも「数学」「英語」の比率がとくに高い。苦手と感じ始めた時期をみると、「国語」「数学」は入学前から、「社会」「理科」「英語」は中1が多く、早い段階から苦手意識が芽生えていることがわかる。しかし、苦手教科の成績推移をみると、高校入試直前までに「あがった」子どもが36.5% となっており、受験にむけて苦手教科の勉強にも取り組んできたようすがうかがえる。