第4回学習基本調査報告書
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 3.小学校の「標準超過型」は02年調査から増加傾向

  「標準超過型」の割合は、02年調査から変化しているのだろうか。「標準超過型」が多数を占める小学校を取り上げ て比較してみよう。図1-1-3は、02年調査の結果(02年調査・比較14地域)と、今回の調査のうち02年調査と同じ調査地域だけを取り出した結果(07年調査・比較14地域)と、今回の調査の残りの調査地域の結果(07年調査・その他の地域)の3つの、年間総授業時数タイプの分布を比べたものである。

  「標準超過型」の割合を比べてみると、「02年調査・比較14地域」の47.8%から「07年調査・比較14地域」の51.2%へとやや増加傾向がみられる。また「07年調査・その他の地域」は60.6%と、「07年調査・比較14地域」よりもさらに10ポイント近く「標準超過型」が多い。「07年調査・その他の地域」でより高い増加傾向がみられたのか、もともと2002年当時から「標準超過型」が多かったのかはわからないが、総じて、「標準超過型」は増加している傾向にあるのではないだろうか。
図1-1-3 年間総授業時数タイプ(小学校/地域限定・経年比較)

 4.「標準超過型」が多いのは東北、北関東、九州・沖縄

 ところで、図1-1-2でみたように、小学校における年間総授業時数のタイプは、07年調査全体では「標準超過型」は56.8%だった。07年調査の「比較14地域」と「その他の地域」とで「標準超過型」の割合に約10ポイントの差がみられることから推測すると、年間総授業時数タイプの分布には地域的な違いがみられるのではないだろうか。調査対象校を都道府県別にみると、地域ごとのケース数が非常に少なくなってしまうので、9つの地方に分けて「標準超過型」と「標準型」の割合を比較したのが表1-1-1である。

 その結果、「標準超過型」は、東北(73.8%)と北関東(77.1%)と九州・沖縄(64.4%)に多く、北海道(35.7%)と近畿(38.6%)に少ないことがわかった。07年調査の「比較14地域」と「その他の地域」の間にみられた違いは、それぞれのサンプルに含まれる地域のバランスの違いによるものだと考えられる。
表1-1-1 年間総授業時数タイプ(小学校/地方別)
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