第4回学習基本調査報告書
   PAGE 8/12 前ページ 次ページ

 2.中学校で取り組まれている時間割の工夫のトップ・スリーは「朝読書など教育課程外の学習活動」「学期始めや学期末の短縮授業日を減らした」「学期や月ごとに異なる時間割」

 図1-2-2は、中学校で取り組まれている時間割設定の工夫をまとめたものである。もっとも多くの学校で取り組まれているのは、小学校と同じ「朝読書など教育課程外の学習活動」の90.7%である。つづいて「学期始めや学期末の短縮授業日を減らした」(74.2%)、「学期や月ごとに異なる時間割」(71.2%)、「始業式などの学校行事のある日にも授業を行っている」(64.4%)、「定期テストの回数や日数の削減」(52.4%)までが半数以上の学校で取り組まれている工夫である。このうち「学期や月ごとに異なる時間割」は、多くの教科・領域等の標準年間授業時数が35で割り切れないこと(週に1時間とすると年間で35時間となる)による取り組みだろうが、それ以外は、主に完全学校週5日制の導入を受けて授業日や授業時数を確保したり、標準授業時数を超過する時数設定にしたりするための工夫だ。

 時間割の弾力的な編成としては「ノーチャイムなどチャイムの見直し」の22.2%がもっとも多く、「2時間続きなどのブロック制」(17.2%)、「25分や75分などの弾力的な授業時間」(6.4%)、「20分程度のモジュール方式」(6.3%)と続き、小学校よりも取り組んでいる割合が少ない。教科担任制の中学校では教科間の調整が必要な取り組みはなかなか難しいようだ。

 このように、中学校で取り組まれている時間割設定の工夫は、完全学校週5日制や授業時数の削減を受けて、授業時数の確保や標準授業時数を超過する設定のための対応が中心であるといえよう。
図1-2-2 時間割設定の工夫(中学校)(n=559)
図1-2-2 時間割設定の工夫(中学校)(n=559)
   PAGE 8/12 前ページ 次ページ
目次へもどる 調査・研究データ