第4回学習基本調査報告書
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◇心がけている授業方法(2)
 中学校では教員が担当する教科によって心がけている授業方法が大きく異なっている。「表現活動を取り入れた授業」では、外国語で61.1%と6割を超え、国語も45.9%と4割を超えている。 【Q4‐B(教員)】

 1.数学は「表現活動を取り入れた授業」や「自分で調べることを取り入れた授業」が低い値

 図4-1-5は中学校教員の担当教科別に「多くするように特に心がけている」授業方法をみたものである。教員が担当する教科によって心がけている授業方法が大きく異なっている。いくつかの特徴的な傾向をみてみたい。

 最初に、前項でみたように02年調査から07年調査にかけて割合を減らした「表現活動を取り入れた授業」「自分で調べることを取り入れた授業」の2項目についてみると、「表現活動を取り入れた授業」では、外国語が61.1%と6割を超え、国語も45.9%と4割を超えているが、その他の教科では社会が21.1%、理科が18.4%と2割前後、そして数学は11.8%と1割強にとどまっている。

 また「自分で調べることを取り入れた授業」では、社会が36.2%と4割近い値になっているものの、その他の教科では理科が24.1%、国語が23.8%とそれぞれ2割台、外国語は8.9%、数学は7.9%で1割未満であった。

 2.理科は「体験することを取り入れた授業」を心がけている

 次に、文科省が提唱している授業方法(前項p.66参照)の1つである「体験することを取り入れた授業」についてはどうであろうか。理科が64.4%と非常に高い値になっている。第2位は外国語が21.4%、そして第3位以下はおよそ1割で、国語12.3%、数学9.3% 、社会8.5%と続いている。

 3.数学は「計算や漢字などの反復的な練習」「個別学習を取り入れた授業」を心がけている

 ところでこれまでみた3つの項目では、数学を担当している教員の回答割合がいずれも低かった。それでは数学を担当している教員はどのような授業方法を心がけているのだろうか。同じ図4-1-5から他の教科の教員よりも「計算や漢字などの反復的な練習」(56.1%)「個別学習を取り入れた授業」(31.5%)を心がける比率が高いことがわかる。
図4-1-5 心がけている授業方法(中学校教員/担当教科別)
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