第4回学習基本調査報告書
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 2.小学校ではステアリング・グループが「中の下位」〜「下位」である割合が9年間で9.1ポイントも減少

 図4-3-2は、ステアリング・グループの経年変化をみたものである。小学校では98年調査と比べて07年調査はステアリング・グループの理解度レベルが高くなっていることがわかる。98年調査では「下位」が6.0%、「中の下位」が48.0%、合計して54.0%であったのが、07年調査では「下位」が5.3%、「中の下位」が39.6%、合計して44.9%に減っている。ステアリング・グループが「中の下位」〜「下位」と回答した小学校教員の割合が9.1ポイントも減少している。

 これに対して中学校ではあまり変化がなく、97年調査は「下位」が2.9%、「中の下位」が36.6%、合計して39.5%、07年調査は「下位」が2.0%、「中の下位」が35.5%、合計して37.5%であった。
図4-3-2 授業を進めるときの目安とする児童・生徒の変化(小・中学校教員/経年比較)

 3.中学校では社会でステアリング・グループが高めに設定されている

 最後に図4-3-3を用いて、中学校教員の担当教科ごとにステアリング・グループの理解度レベルの違いをみてみよう。

 この図では、あらかじめ理解度「上位〜中位」と「中の下位〜下位」の2つのカテゴリーにまとめている。この図をみると「中の下位〜下位」の理解度の生徒を目安にする割合がもっとも高いのは数学(50.6%)であることがわかる。以下、理科41.3%、外国語35.5%、国語31.3%の順でもっとも低いのは社会26.4%であった。中学校の社会では7割強のクラスで「中の下位〜下位」の理解度の生徒が理解しないまま授業が進められている可能性がある。
図4-3-3 授業を進めるときの目安となる生徒(中学校教員/担当教科別)
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