第4回学習基本調査報告書
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 2.「総合的な学習の時間」の内容

  まず、「総合的な学習の時間」を担当しているかどうかについてみてみると、「担当している」と回答した割合は小学校62.6%、中学校73.0%となっている(巻末の基礎集計表参照)。また、「担当している」と回答した教員に限定して、「総合的な学習の時間」の内容をたずねた。「あなたが担当している『総合的な学習の時間』では次のような学習をしていますか」という設問文に続けて、11項目を列挙しそれぞれについて回答してもらった。

 図5-1-1〜2からは、小・中学校ともに、(1)「将来の進路や職業などの指導」(2)「国際理解や英語にかかわる学習」(3)「学校行事やその事前事後の学習指導」(4)「教科学習の補充や補習」が02年調査より増加していることを確認できる。

  また、今回調査に限ってみてみると、小学校では、「国際理解や英語にかかわる学習」「地域にかかわる学習」や「情報(コンピュータなど)にかかわる学習」「児童にテーマを与えて行う学習」が8割超となっている。

  中学校では、「将来の進路や職業などの指導」「生徒にテーマを与えて行う学習」「地域にかかわる学習」が8割前後を示している。具体的な授業場面をふまえて検討すべきことではあるが、これらの回答結果からは、「総合的な学習の時間」が当初目的としていた「知識・技能の総合化」や「課題解決能力の育成」のためだけではない形で機能している可能性(あるいは、当初の目的以上の機能を担わざるを得ない学校の現状)が指摘できる。
図5-1-1 総合的な学習の時間 学習内容(小学校教員/経年比較)

図5-1-2 総合的な学習の時間 学習内容(中学校教員/経年比較)
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