e授業のある風景 石川県金沢市立大野町小学校

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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2年生 国語 文字を書くときの正しい姿勢を身につける

【学習内容】
「楽しかったことを伝えよう」という単元で、文字を書く姿勢のお手本となる映像を見せたり、自分や友だちが実際に字を書いている姿勢をビデオに撮って見せることで、正しい姿勢で丁寧に字を書くことの大切さを理解させる。

今回使用したツール
『@発見島Movie』
◎学習効果の高い動画を厳選して、教科別・単元別に収録したベネッセコーポレーションの動画コンテンツデータべ−ス。今回は2年生国語「正しく書く姿勢」を使用。

[事前準備] 別の授業における児童たちの「書く姿勢」をビデオで撮影しておく
 お手本の映像を見せる


写真
 実際に文章を書かせ、そのようすを撮影する


写真
 事前に別の授業で撮影した子どもたちの映像を見せる


写真
 「2」で撮影した映像を見せる
 再び字を書かせ、そのようすを撮影する
 「5」で撮影した映像を見せる
 正しい姿勢で書いた子どもの字を見せ、まとめをする
【実践の工夫1】映像の「どこを見るか」をはっきりと伝える
お手本を見せるときも、自分たちの映像を見せるときも、「おなかと机の間は空いているかな?」「足の開き方はどうかな?」「背筋は伸びているかな?」と、正しい姿勢を保つための3つの観点をしっかりと伝える。

「子どもたちは映像が好きなので、ただ喜んで見るだけで終わってしまうおそれがあります。映像のどこを見るかをはっきりと伝えることが大切ですね」(辻先生)


【実践の工夫2】子どもたちの姿を何度も撮って見せる
「別の授業時間」「お手本を見たあと」「自分の映像を見たあと」と何度も撮影して見せることで、自分や友だちの「書く姿勢」が変化するようすを子どもたちに強く印象づけることができる。

「ビフォー・アフターを比較して見せると、子どもたちの納得度が違います。これは、ビデオだけでなくデジカメの活用でも言えることです」(辻先生)


【実践の工夫3】実物投影機で子どもの書いた字を見せる
正しい姿勢で書いた子どもの字を実物投影機でスクリーンに大きく映し出すことで、正しい姿勢なら字もきれいに書けることを理解させる。

「ただ実物を示すだけでは細かい字まで見ることができないが、実物投影機ならばはっきりと全員に内容を伝えることができます」(辻先生)


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