データから見る教育 [校内活用版] 家庭学習指導が学力の二極化を防ぐ

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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4 宿題を出す頻度は学年が上がるにつれて減少

 図4は、学校の教師が宿題を出す頻度を学年別にまとめたデータである。学年が上がるほど宿題を出す頻度が減少しているが、現場の話を聞いてみると、その背景には、中学受験のために通塾する子どもが増え、子どもの多忙さに配慮せざるを得ない面もあるようだ。
  一方で、子どもを塾に通わせていない保護者からは、「学校の宿題がこんなに少なくては不安だ」という声が寄せられるのも事実だという。そうした保護者には、教科書に合った問題集を利用した家庭学習の習慣づけを勧めるなど、宿題と合わせて、個別の家庭学習指導を行うなどの工夫が必要だといえる。
図4

●第1回子ども生活実態基本調査・調査概要(図1〜3)
調査時期/2004年11月〜12月
調査対象/小学4年生〜高校2年生
      合計14,841人(有効回答数)
抽出方法/市区町村の人口規模および人口密度を考慮した有意抽出法
調査方法/学校通しの質問紙による自記式調査
報告書の内容はこちらで公開中

●第3回学習指導基本調査・調査概要(図4)
調査時期/2002年9月〜10月
調査対象/全国公立小・中学校の管理職1,245人(回収率50.0%)、
      教諭7,007人(回収率46.9%)
抽出方法/地域類型別構成(都道府県庁所在地、その他の市、郡部)を考慮した割り当て法
調査方法/学校通しによる質問紙調査

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