Pick UP 教育データ 第19回 子どもを取り巻くケータイ事情(1)〜中1生の約4割が「持っている」
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第19回

子どもを取り巻くケータイ事情(1)〜中1生の約4割が「持っている」

世帯あたりの携帯電話の普及率は、いまや9割にのぼるそうです。さまざまに進化した機能は子どもたちの生活を便利にし、安全を守る大きな力となる反面、犯罪や事故の温床にもなり得ます。しかも、「最近のケータイ事情は子どもの方が詳しくて…」というご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、子どもがどのくらい携帯電話を持っているのか、また、利用ルールやマナーについて保護者がどのような指導をしているかにスポットを当てました。

▼図1 子どもの携帯電話の所持率(学年別)

図1
出典:子どものICTメディアの利用実態 調査レポート(2006年)/ベネッセ教育研究開発センター

上の図は、保護者に対するWEBアンケートで、子どもが携帯電話を持っているかを尋ねた結果です。小学1年生の段階で自分専用の携帯電話を「持っている」のは6.5%、学年が上がるにつれて所持率が上がり、中学3年生では実に3人に2人が自分専用の携帯電話を持っています。

とくに中学校に進学する段階では、小学6年生の21.5%から中学1年生の37.5%と、所持率が大きく増加。さらに中学2年生で49.5%、中学3年生で64.0%と、小学生のときよりも伸び率が高くなっています。中学生になると、友人が増える、学校外での活動が増えるなど、新たに広がった子どもの世界で周囲の人と連絡を取り合う機会が格段に高まるのでしょう。

 成長とともに「一緒に使う」から「一人で使い、自主性を尊重する」に

▼図2 携帯電話の利用に対する働きかけ(学年別)

図2
出典:子どものICTメディアの利用実態 調査レポート(2006年)/ベネッセ教育研究開発センター

図2は、携帯電話の利用について、保護者がどのような指導(はたらきかけ)をしているかを示しています。
小学1年生から中学3年まで、どの学年でも全体的に高い数字を示しているのが「どのような使い方をしているか把握するようにしている」(87.0%)、「公共の場でのマナーについて考えている」(83.2%)の2項目です。

一方、学年によってはたらきかけの程度が異なる項目もあります。
学年が上がるにつれて少なくなるのは、「やりとりをする相手や使用方法についてのルールを決めている」「使用する時間についてのルールを決めている」の2項目です。 「やりとりをする相手や使用方法についてのルールを決めている」は小学1年生で95.0%だったのに対して中学3年生では48.6%。「使用する時間についてのルールを決めている」は、小学1年生で95.0%だったのに対して中学3年生では44.9%。いずれも、保護者が子どもの成長につれて自主性を重んじるようになっていることの表われと言えるでしょう。

ある学年になってから高くなるのは「携帯電話の危険性について話をする」「携帯電話の料金をおこづかいから負担させている」の2項目です。「携帯電話の危険性について話をする」は小学校中学年から急に増えはじめて、小学6年で80%を超え、中学生になっても80%前後を保っています。「携帯電話の料金をおこづかいから負担させている」は、小学生の間は10%以下だったのが、中学生になると急に20%台になり、中学3年生では30%近くにアップします。

携帯電話の使用ルールやマナーについては、子どもの年齢に関係なく共通のはたらきかけがあると同時に、発達段階や状況に応じて、指導する内容や程度が変化している様子がうかがえます。

 こんなデータも

今回ご紹介した調査結果のレポートをWebサイトでもご覧いただけます。例えば、「携帯電話をもつきっかけ」や「携帯電話の利用頻度」、「はじめて携帯電話をもった学年」などの調査結果を掲載しています。

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