Pick UP 教育データ 第20回 子どもを取り巻くケータイ事情(2)〜パソコンよりも安心できない?
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Pick UP教育データ

ベネッセがこれまでに行なってきた様々な調査・研究データのなかから
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第20回

子どもを取り巻くケータイ事情(2)〜パソコンよりも安心できない?

携帯電話を利用する人は世界で20億人を突破したそうです。一方、インターネットの利用者は約10億人と、携帯電話の約半分。日本では、ケータイもネットも、いちど使い始めるともう手放せない、という方は多いのではないでしょうか。今回は、子どもが携帯電話を利用することについて保護者がどのように思っているのか、パソコン利用についての考え方とも比べながら見ていきます。

 子どもの携帯電話利用、「便利だが不安」

▼図1 携帯電話のメリット・デメリット(保護者)

図1

▼図2 携帯電話利用についての考え(保護者)

図2
出典:子どものICTメディアの利用実態 調査レポート(2006年)/ベネッセ教育研究開発センター

図1は、子どもが携帯電話を持つことについて、保護者がどう考えているのかを調査した結果です。
「メリットが大きい」(「メリットが大きい」と「どちらかというとメリットが大きい」の合計)が50.6%、「デメリットが大きい」(「どちらかというとデメリットが大きい」と「デメリットが大きい」の合計)が49.4%で、プラス評価とマイナス評価がほぼ半分ずつに分かれています。

では、具体的にどのようなメリットやデメリットがあると考えているのでしょうか。
子どもが携帯電話を使うことについてどのように思うか、そのメリットやデメリットについて調査した結果が図2です。全体的にみて、期待と不安が複雑にからみ合っている様子がうかがえます。
もっとも多かったのは「親子で連絡をとるのに便利である」というメリットで、9割の方が「そう思う」(「とてもそう思う」と「まあそう思う」の合計)と回答しています。
2番目に多く挙げられたのはデメリットです。「有害情報に接するのが心配である」という項目で、8割近くの方が「そう思う」と回答しています。

また、子どもの友人関係について「友達との関係づくりに役に立つ」というメリットと、「子どもの友人関係が見えにくくなる」というデメリットを挙げた方がそれぞれ5〜6割ずついます。携帯電話は、保護者の考え方はもちろんのこと、場面ごとの状況や使い方によっても評価がとても大きく変わるツールだと言えるでしょう。

 成長とともに「一緒に使う」から「一人で使い、自主性を尊重する」に

▼図3 パソコンのメリット・デメリット(保護者)

図3

▼図4 パソコン利用についての考え(保護者)

図4
出典:子どものICTメディアの利用実態 調査レポート(2006年)/ベネッセ教育研究開発センター

パソコンの利用についてはどのように考えられているのでしょうか。
携帯電話と同様に、パソコンのメリット、デメリットをたずねた結果が図3です。「メリットが大きい」という考えが全体の8割にのぼります。

具体的な内容を見ると(図4)、上位にあるのはデメリットよりもメリットの方が多いです。もっとも多いのが「情報収集や情報活用の力が身につく」、次いで「学習に役に立つ」など、とくに情報処理能力や学習のためのツールとして、パソコンは有用と考えられているようです。
全体的には、携帯電話よりもパソコンのメリットの方が強く意識されているようですが、携帯電話と同様に「有害情報に接するのが心配である」というデメリットを挙げた方が8割いる点も注目されます。

 こんなデータも

今回ご紹介したのは、ベネッセ教育研究開発センターが経済産業省から委託されて行った調査の結果です。本サイトには、この一部を抜粋したレポートがあり、実際に小中学生に会ってインタビューした内容などを掲載しています。子どもの生の声を知ることができますので、ぜひご覧ください。

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