学びが深まるIT活用 IT活用で育つ表現力・集中力

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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 更に注目したい点は、ITを使うシーンになると、子どもの集中力が高まることだ(図2)。50分間の授業中には、子どもの集中力が散漫になる時間帯がある。ITを授業に効果的に取り入れれば、指導の効果が更に高まりそうだ。事実、既にITを授業に活用している教師は、IT活用が子どもの学力向上に効果的であると実感しており、教師自身の指導力向上にも役立っているとも感じている(図3)。
図2
図3
 ITには、プレゼンテーションソフトを使った発表や、インターネット経由でのコミュニケーションなど、いろいろな表現手段が含まれている。学習にITを取り入れることは、表現力全体の育成にもつながるのではないだろうか。そこで次ページから、このようなITの利点を生かしてキャリア教育に取り組み、生徒の職業観の醸成と表現力の育成を効果的に行っている門真市立第二中学校の事例を紹介する。
IT活用のメリット
merit 1 ITを通していろいろな 表現力を育成できる
ITを使ったコミュニケーションには、「書く」「話す」といった自己表現の活動も含まれる。子どもの関心を引きつつ、表現力の育成につなげられる
merit 2 子どもが集中する環境をつくりやすい
ITコンテンツを使う場面になると、子どもはぐっと関心を寄せる。この傾向を利用し、ITを授業に取り入れることで、学習効果のアップが期待できる

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