学びが深まるIT活用 IT活用で育つ表現力・集中力
大阪府 門真市立第二中学校

大阪府の北東に位置する門真市の門真市立第二中学校は、1963年開校。キャリア教育に力を入れており、8年前から市内の企業の協力を得て、職場体験を実施する。表現力重視の教育も第二中学校の特徴で、エイサーやダンスといった活動も盛ん。

岩浅純児

▲校長 岩浅純児先生

児童数◎510人
学級数◎15学級
〒571-0022
大阪府門真市沖町10-1
TEL 072-881-5021
FAX 072-881-5022
http://www.cwk.
zaq.ne.jp/kadoma-2/

山本俊夫

▲情報教育・技術家庭担当

山本俊夫

Yamamoto Toshio

酒井孝弘

▲情報教育・英語担当

酒井孝弘

Sakai Takahiro

※本文中のプロフィールはすべて取材時(06年3月)のものです

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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大阪府 門真市立第二中学校

パソコンを自由に使える環境で子どもの表現力を高める

キャリア教育や表現力の育成を支えるIT活用

  門真市立第二中学校は、「みずからの生活をきりひらく子どもの育成」を教育目標に掲げている。また、キャリア教育に力を入れており、「総合的な学習の時間」を活用し、各学年の発達段階に応じた体験学習を実施するなど、3年間を通じて「進路に関する取り組み」を行っている。進路学習と同時に重視しているのは「表現力の育成」だ。
  「言葉での表現はもちろん、演劇やダンス、PCを活用した発表、映像制作といった活動も自己表現の一つの形です。自分にとって最適な形を自ら選択していく中で、自己主張をして、同時に相手の主張や意見を尊重できる力を育てていきたい。そうすることで、子どもたちの自尊感情が培われ、自分自身をもっとアピールできるようになると考えています」と、岩浅純児校長は語る。
  「進路に関する取り組み」でも、ITを活用した表現力の養成を重視して指導している。体験学習の実施後に、必ず発表の場が設けられているのだ。この「発表」が、生徒たちが表現力を磨く場としてうまく機能している、と「総合的な学習」でIT関連の指導を担当する山本俊夫先生は強調する。
  進路に関する取り組みや表現する活動で、第二中学校はITを活用している。また、インターネットを使った調べ学習、プレゼンテーションソフトを使った発表や映像編集など多岐に渡るITコンテンツを使い、生徒は表現力を発揮している。

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