ベネッセの研究開発 小中学生のICTメディア利用実態
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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家庭でのルールづくりを促すことが必要

 同じICTメディアとはいえ、パソコンと携帯電話とでは、使い方も意識も異なる。特に「個人で使うもの」として、新しい機能が次々に付加されている携帯電話については、学校が使い方を一律に決めたり、所持を禁止したりするのは難しいだろう。
だからこそ重視したいのが、子どもへの情報モラル教育と合わせて、家庭での話し合いを促すことである。使用時のマナー、使い過ぎや依存、有害情報に接触するリスクなど、子どもの成長に合わせて家庭で使い方のルールを決めたり、使用ルールについて話し合ったりするよう、きちんと情報を発信していくことが求められるのではないだろうか。


朝永昌孝(ベネッセ教育研究開発センター)

ICTメディアに係る子どもの利用実態及び
利用環境等に関する国内外調査研究


◎ICTメディアと子どものかかわりについて、インターネットを通して1800人の保護者に調査。
同時に小・中学生を対象とするヒアリング調査も実施。


概要

■保護者調査

調査方法 インターネット調査
調査対象 小学校1年生から中学校3年生の子どもを持つ保護者1800人
調査時期 2006年3月


■子ども調査

調査方法 グループインタビュー(ヒアリング調査)
調査対象 (1)日常的に携帯電話を利用、(2)自宅にパソコンがあり、日常的に利用
        ―――以上の条件に合う、小学校5・6年生、中学校1〜3年生。1グループ
        4名×4グループの合計16名に実施
調査時期 2006年3月


詳しい調査内容、報告書の入手方法は、こちらをご覧ください


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