特集 新課程対応─時数確保のひと工夫
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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選択と少人数制で基礎・基本の定着を図る

 学力定着の手段にも、選択教科を活用する。
 3年生の選択Bは、入試を意識し、基礎・基本の徹底を目的とした習熟度別の授業だ。国・数・英それぞれに標準コース・発展コースを用意し、生徒自身に2教科分のコースを選ばせる。選んだコースが合わないと途中で分かっても、1年間は変更できない。田中校長は、「人生には何度も選択をする機会がありますが、すべての選択が成功するわけではありません。自分で選んだ道に責任を持って欲しいと考えるからです」と説明する。
 選択Bは、1・2年生担当の3教科の教師も授業を受け持つ。学年を越え、教師全体で生徒を見ていくと共に、教師間の業務平準化を図るためだ。
 選択Cは、毎日10分間の朝学習。2・3年生では年35時間を計上し、5教科を1週間単位で回す。1年生は3教科の学習を週3日行い、残り2日は読書とレポート作成の時間とし、総合学習の時間に読み替えている。


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