特集 研究授業を活性化させる!

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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[3]研究者や指導主事を招き、客観的な目で見てもらう

前回の協議会での結果を添付

 研究授業当日は、各自が所属するグループの授業を参観する。授業を行わないグループは二手に分かれて他のグループの授業を参観する。そして、当日中に「グループ協議会」と「全体協議会」を開く
 グループ協議会では、参観した授業に分かれて、それぞれ良かった点や反省点などを話し合う(写真2)。直後に行う全体協議会では、グループ協議会の内容をグループごとに発表する。
 「研究授業はあくまでも校内の取り組みで、外部向けの行事ではありません。指導案検討会で生まれた自由に意見を言い合う関係を生かし、協議会も堅苦しい雰囲気にならないようにしています」(湯浅先生)
 いずれの協議会でも、前回の協議会で検討された内容のまとめを必ず資料に添付する。毎回の協議会が単発に終わることなく、前回の課題を踏まえて、改善された点や引き続き検討が必要な点などを、教師全員で確認するためだ。

写真2:事後研究会の様子
写真2 「学習意欲を高めるための工夫」を研究するグループの事後研究会の様子。
この回は同グループの授業はなく、参観した他の2グループの授業について話し合った

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