また、「社会での実務能力を身に付けること」(マイナス10.9ポイント)「最適な就職・進学指導を受けること」(マイナス13.1ポイント)は、入学時の期待を大きく下回る数値だが、これは大学のキャリア指導の現状に問題があるというよりも、学生が満足と感じる要求レベルそのものが高いと考えるべきではないか。大学にとっては、これまで試行錯誤を重ねながらキャリア指導・学生進路指導を発展させてきたキャリア支援の取り組みであるが、気質が変化した高校生・大学生の目にはもはや当然の取り組みと映ってしまっているのではないか。
就職支援セクションは、個々の学生ケアの充実にますます意を払う必要があるだろう。
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