調査分析

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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 図12の「入学時の期待と現在の評価」を見ても、「Elegant」「Chic」と感じる大学は、「教育」「実学」分野において、期待度・現在の評価とも全体平均を上回っている。「Chic」と感じる大学の研究の現在の評価は低い。

図表

■各分野に関わる主な項目
◎研究分野
・特定の専門的分野の研究に携わること
・先端的な研究に携わること
・企業との共同研究に携わること
◎教育分野
・専門分野での知識や技術などを身に付けること
・現代的な問題について考え、学ぶこと
・充実したキャリア教育を受けること
◎教養分野
・幅広い視野や深い教養を身に付けること
・興味を持った分野を広く学ぶこと
・語学能力を高めること
◎実学分野

・社会での実務能力を身に付けること
・各種の資格や検定をとること
・最適な就職・進学指導を受けること
◎生活分野(その他)
・学生生活を楽しむこと
※「留学のしやすさ」「手本となる先輩に出会えること」の2点は、ここでは省略した

 図13は、大学に入学した自分が「どの程度成長したと感じるか」を問う設問の結果だ。「Elegant」と感じる回答者が多い大学では、「新しい知識を学ぶことによって視野が広がった」(66.7%)、「自分の希望を実現することの難しさを知った」(61.1%)が高かった。「Chic」と感じる大学では、「自分で考えることの楽しさがわかった」(45.5%)、「新しい知識を学ぶことによって視野が広がった」(68.2%)、「社会のルールなどを理解できるようになった」(45.5%)が高い。
 このように、イメージクラスターごとの成長感にも違いが見られる。

図表


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