調査分析

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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知識や社会性を身に付け成長する学生

 学生は、入学後に大学生としての学びの姿勢や社会性を身に付けながら成長していることがうかがえる。
 進学先の大学の選択にあたって重視する点に、イメージクラスター別の違いは現れるのだろうか。
 図10は、6つのイメージクラスターごとに「最大の進学理由」を集計した結果だ。「Elegant」と感じる大学への最大の進学理由は「資格や免許を取得したいから」(30.6%)で、全体平均の13.4%を大きく上回る。実学志向が高く、学歴志向は低い(学歴志向全体平均17.0%、「Elegant」と感じる大学6.9%)。「Elegant」なスタイルを求めているというよりも、その入れ物に包まれた中での実利追求の姿勢が強く感じられる。

図表

 一方、図11の「進学大学の選択で重視すること」を見ると、「Casual」と感じる大学に進学した学生の67.1%が「自分の学力に見合っている」を選択した。「Casual/Modern」と感じる大学は「施設・設備の充実」(49.3%)、「Chic」では「大学の雰囲気が自分に合っている」(78.8%)と「卒業生が社会で活躍している」(45.5%)の選択が目立ち、他のイメージクラスターとの違いが見られた。

図表


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