片岡　来年の創立370周年、龍谷ミュージアムの開設、2011年の親鸞聖人750回大遠忌の記念事業などイベントが目白押しですね。

若原　370周年記念事業に関しては本願寺が計画する事業と共通する部分もあるので、そのことについては両者で協力しながら進めていく予定です。ちょうど次期計画の策定時期でもあり、様々なことがタイミングよく重なっています。

片岡　第５次長期計画はどのような内容になる予定ですか？

若原　現在、大学執行部の下に「大学将来構想委員会」を設置し、次期計画について構想を練っています。詳細はまだ申し上げる段階にはありませんが、近年の大学内外の諸情勢は変化が激しく、10年単位の長期スパンによる計画遂行は必ずしも有効ではないと考えています。
　大学に求められる社会からのニーズに柔軟に応えていくため、次期計画では本学の使命とそれを果たし得る大学の将来像を定め、これらを実現する４年から５年程度の計画を積み重ねるという形をとっていくと思います。
　今年度は、本学の学内外における環境分析、現状把握に努め、これに基づいた次期計画のグランドデザインを策定する予定です。

片岡　本日は、貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。