特集
Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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 『Between』会員メールアンケート

教学改善の課題は?


特集のテーマである「教学マネジメント」に関連して、メールアドレスを登録している会員の皆様に
メールでのアンケートによって、自身が所属している大学の教学改善の現状や課題について回答してもらった。

部署の内外で進む教学改善

 「部署(学部学科・部課など)で教学改善のための意見をまとめて、学内に提案することがありますか」「同僚間など部署を超えた横のつながりによって、教学改善の取り組みを行うことがありますか」という2つの問いに対して、「ある」(よく+たまに)と回答した割合は、いずれも68.1%だった。部署を超えた取り組みの方がハードルが高いと考えられるが、今回は同じ割合となり、部署内だけでなく、他の学部学科・部課との連携による教学改善の取り組みも盛んに行われていることが分かった。
 また、「学長と直接話し合える機会がありますか」という設問にも「ある」とする回答が68.1%だった。

図

教学改善にはまず「組織改革」

 教学改善を実践する上での課題は何だろうか。
 自由記述回答の中から、類似の内容の意見を整理したところ、下のグラフの7項目に分かれた。古い組織の体質の改革など「組織の改革」が最多、次いで「教職協働」が挙がった。「授業内容・方法の見直し」「学長のリーダーシップ」よりも、重要な課題としてとらえられていることは興味深い。
 教員・職員別に見ると、共に「組織の改革」がトップだが、2位は教員が「情報共有・現状理解」、職員が「教職協働」と分かれ、意識の違いが表れた。

図
※2008年8月実施、有効回答数47(教員18・職員29)。

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