学生インタビュー

特待生ＳＡが良い刺激に

情報アシスタント 教育系中等教育教員養成課程 数学専攻４年

八木橋愛　さん

　私は２年生の時からＳＡ（情報アシスタント）を続けています。学生は先生から学ぶばかりですが、逆に自分が誰かに教えることによって学ぶこともあると思い、ＳＡになりました。情報処理の授業では、新入生からいろいろな質問を受けます。私が必要とされていると実感してうれしく思いました。
　活動を通して、分からない人の代わりに私が全部するのではなく、その人ができるように支援する能力が少し付きました。月１回、情報アシスタントが自主的に定例会を開き、トラブル対処法などを話し合っています。インフォメーションホールにあるプリンターが紙詰まりをしやすかったため、注意を促す壁紙を各パソコンに入れるなど、気持ち良く使える工夫を考える勉強になりました。
　先日の反省会では、「ＳＡを増やしたいが、アルバイト感覚では困る。意識の高い人を増やしたい」という話が出ました。教職特待生のように意識の高い学生がＳＡになれば、良い刺激になると期待しています。

教職に就いたとき生かしたい

ノートテーカー　教育系中等教育教員養成課程　英語専攻２年

藤田将人　さん

　１年次に受けた授業で、聴覚障害者にＳＡ（ノートテーカー）が付いていたのを見て、私もノートテーカーになりました。精神的な報酬を得られる仕事だと感じたからです。
　聴覚障害のある学生の両側にＳＡが１人ずつ座り、交代で先生の話をノートパソコンに打ち込みます。自分が履修していない授業を集中して聞くので、あまり関心がない分野でも自然に学べます。
　ノートテーカー同士で自主的な勉強会も開いています。先生の話し方の特徴をとらえ、繰り返しの発言はカットするといった、より効率良く伝える方法を話し合っています。自分自身がノートを取る訓練にもなります。
　ノートテーカーの経験は、音が聞こえるのが当たり前という世界から一歩を踏み出す出発点にもなりました。まだ教員になるかどうか決めていませんが、公立校の教員になれば、さまざまな子どもと接することになります。その時にきっとＳＡの経験が役立つと思います。