三ツ星の取り組み

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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コミュニティーの大きな力

 受験生が知りたい「学生の生活」情報をどのように提供するか。検討の末、「学生のブログを見てもらうのが早い」という結論に至り、ブログ集をコンテンツに取り入れた。学科、クラブ、留学などのカテゴリーに分け、40以上を掲出する。
 もう一つの目玉は掲示板。リニューアル当初、スレッドは1つだったが、投稿数が急増し、3か月後にはスレッドを分割した。今では、大学関連のほか、食・グルメ、エンターテイメントといった身近なテーマのスレッドが90近くある。
 掲示板ではコミュニティーが生まれる。受験生同士で友達づくりが始まり、共に入学したいという気持ちが高まるようだ。その影響もあってか、2009年度入試は志願者数112%と大きな伸びを示し、歩留まり率も増加した。
 「資料請求者のうち、受験するのは半数程度なので、1回コンタクトしてくれた人をいかにして受験者にするかが勝負。それに、志望する学問系統が近い高校生に農学の良さを伝えるには、このサイトは有効なツール」と芳野氏は胸を張る。
 本年度から、大学案内にも仕掛けをしている。高校生の携帯電話の使用率が高いことから、研究室情報などのページに2次元バーコードを配置。リンク先の動画を年に何回か更新する計画だ。
 日々“動く”ホームページ同様、広報チームのアイデア出しも止まらない。

東京農業大学のホームページ
東京農業大学のホームページ

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