2009年8月、多くの高校生で賑わった佐賀大学のオープンキャンパス。記念撮影の真ん中に、にっこり微笑むカッチーくんがいた。
佐賀大学の学章のモチーフは、佐賀県の県鳥・カササギ(県内での愛称『カチガラス』)。これを現代風にアレンジしたのがカッチーくんで、2007年、職員の落書きから誕生した。夏の間、学生生活課の職員全員がカッチーくんのマーク入りオリジナルポロシャツを着用したところ、学生とのコミュニケーションに一役買い、学内で評判に。2008年に大学の公認キャラクターとなった。
広報室総務部総務課の松尾和俊係長は、「受験生や地域の方々には『国立大学は敷居が高い』とのイメージが強い。マスコットキャラクターの活用で、『親しみやすい佐賀大学』に変えたかった」と語る。
ホームページなどの広報物を中心に、「大学の顔」として活動。大学生協のバックアップにより、文房具やキーホルダーなどのグッズ、着ぐるみも作られた。JR九州が実施した「JR九州ウォーキング『学生気分を満喫!佐賀大学学園祭へ行こう』」の参加者にはミニハンカチをプレゼント。2009年度の入試会場では、包装紙にカッチーくんをあしらった一口チョコを配布した。チョコは女子高生から「かわいい!」と喜ばれ、合格発表までお守りにする受験生もいたという。
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