活躍!マスコットキャラクター

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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深化したカッチーくんと受験生・地域との触れ合い

 カッチーくんを活用した広報活動は反響を呼んだ。学生の保護者や県内外の公的機関、高校に配布する広報誌『かちがらす』の読者アンケートでグッズプレゼントを企画すると、通常の10倍のレスポンスがあった。青森県からの応募もあり、担当者を驚かせた。
 着ぐるみのカッチーくんはキャンパスを飛び出し、さらに多様な人々とのコミュニケーションを深めた。佐賀大学がSTSサガテレビの天気予報のスポンサーを務め、週1回、20時台の番組に登場。背景で、学生と一緒にキャンパスライフを送るカッチーくんのコミカルな様子が、半年間お茶の間に流れた。2010年度センター試験後の1週間は、天気予報に加えて15秒CMを放送し、佐賀大学を印象付けた。
 「カッチーくんと触れ合い、子どもや中高生、保護者にも佐賀大学を身近に感じてほしい。子どもにイベントで『カッチーくんだ!』と声を掛けてもらう機会も増えた」と松尾係長。附属小学校や地域のイベントからもカッチーくんに来てほしいという依頼が続き、大学のマスコットという存在を超え、地域のアイドルになりつつある。
 2010年秋から3か月間、朝の情報番組でのCM放送が予定されているカッチーくん。佐賀大学は、全国ネットでのデビューも思い描いている。地域に根差した国立大学としてポジションを固め、さらに、全国から志願者を獲得するうえで、カッチーくんが一役買う日が来ることを期待する。


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