データから見る教育 [校内活用版] 英語教育を行うためのリソースが圧倒的に不足

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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データからみる教育
ベネッセ教育研究開発センターが行った調査の中から、教育現場に即したデータを紹介する。

1 校内活用版

英語教育を行うためのリソースが圧倒的に不足

 ベネッセ教育研究開発センターでは、公立小学校における現在の英語教育の実態や、小学校英語に関する教員の意識を把握するための調査を実施した。ほぼすべての小学校で行われている英語教育について、現場では何が課題となっているのか。

1 望ましい開始学年は「小学校1年生」

 図1は、学年別の英語教育の実施状況と、望ましい開始学年を聞いたデータである。英語教育は、1、2年生の8割、3〜6年生の9割以上で何らかの形で実施されている。一方、望ましい開始学年は「1年生」という回答が最も多く、これに「3年生」が続く。現場の教師からは、「英語の必要性は十分に認める」との声も多く、教師の多くは、英語教育を行う場合には低学年か中学年から実施したほうがよい、と考えているようだ。
図1

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