ベネッセ発 親子で伸ばす「本物の学力」
公立中高一貫教育校適性検査/PISAの問題からみる

いま子どもたちに必要な力とは?
学校や家庭でどう伸ばす?

 刊行にあたって

公立中高一貫教育校の適性検査、PISA調査などの豊富な問題事例を通して、これから必要とされる「本物の学力」とは何か、そして、学校や家庭でその力をどのように伸ばしていけばよいかを述べています。

【著】 ベネッセ教育研究開発センター
【監修】 角屋 重樹(広島大学大学院教育学研究科教授)
【執筆】 中垣 眞紀(ベネッセ教育研究開発センター 研究員)
【体裁】 四六判・208ページ・並製(ソフトカバー)
【定価】 1,260円(税込み)
ISBN 4-8222-4514-4
【発行所】 日経BP社
【発行日】 2006年6月19日
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ベネッセ発 親子で伸ばす「本物の学力」

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 本書の特徴

(1) 【豊富な事例】 公立中高一貫教育校の適性検査、PISA調査など36の問題事例を紹介
(2) 【独自の視点】 ベネッセコーポレーション独自の調査・研究結果を踏まえて、現在の子どもの実態と必要な学力を明示。単なる入試問題分析本ではありません
(3) 【具体的な提案】 子どもたちに求められる力を付けるために、学校でできる5つの活動、家庭でできる12の活動を、具体例を交えつつ提案
執筆者 中垣 眞紀(ベネッセ教育研究開発センター研究員)からのメッセージ

これからの教育のあり方を示唆する「新しい」問題の研究・分析・考察から得られた知見をまとめました。 公立中高一貫教育校の適性検査問題を中心に、PISA調査問題にも触れながら、「これからの子どもたちに問われる本質的な力はどのようなものか」を明らかにし、「その育成のために、学校で、家庭でどのようなことに取り組んでいけばいいのか」について提案しています。また、このような力が求められる背景や、義務教育の変化についても触れています。


「これが入試問題なの?」という、ある問題との衝撃的な出会いから始まったこの調査・研究は、大人が解いても十分手ごたえのある問題との格闘の連続でした。また、子どもたちの様々な解答にとても感心しました。ただし、得られた調査結果は驚愕的なものでした。この内容を共有し、これからの子どもたちにとって大切な力を育てるための取り組みやそのための議論が、家庭で、学校で、始まることを願っています。ぜひご一読ください。

 目次

第一章

多様化する義務教育

学校選択制/特色ある学校づくり/小中一貫教育/幼児教育から小学校教育への接続/中高一貫教育

第二章

日本の子どもたちの問題点

第三章

問われる本質的な力

学んだ知識・経験を活用して問題解決する力/教科で学習する基礎基本の着実な定着と知識活用力/自分の考え・意見を持ち、わかりやすく書く力/多面的・総合的に考える力/相手の事を理解して、コミュニケーションをとる力/自己実現力

第四章

どれくらい解けるのか。子どもたちの発揮する力

第五章

解ける子・解けない子の違いは

第六章

どうやって伸ばす。学校で・家庭で

学校で充実させたい活動/家庭で充実させたい12の活動/保護者に心がけてほしいこと

 本書に登場するキーワード別にみる「考えて書く力」関連調査/レポート(全文をご覧いただけます)

→特集:保護者の教育力を生かす学校づくり

 

→特集:豊かな学力の確かな育成に向けて

 

第1回子ども生活実態基本調査

小学4年生から高校2年生までを対象に、毎日の生活の様子、親や友だちとの関係、学習行動などについてアンケート調査を実施し、子どもたちの生活全般の意識や実態を分析しています。

学力向上のための基本調査2004

児童・生徒の「総合学力」の育成について、「教師の指導力」・「家庭の教育力」・「学校の経営力」のそれぞれの働きと連携についてデータを多角的に分析しています。※ホームページ上では中間報告書を全文ご覧いただけます。

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