特集 移行期間の課題と対策

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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【課題整理】 読者アンケートからみた実態

移行措置の取り組み状況

3年後、2012(平成24)年の全面実施に向けて、
各校では現在、どのようなことに、どの程度取り組んでいるのだろうか。
3月、小誌は読者に対してアンケート調査を実施。
移行措置に関する取り組み状況と課題をまとめた。

全体計画の作成は「12年度分まで」が2割

 図1は、移行措置を踏まえた全体計画をどの程度作成しているかを管理職(校長、副校長・教頭)に尋ねた結果だ。最も多かった回答は「09年度分まで立てている」(65%)だった。「全面実施となる12年度分まで立てている」は18%にとどまる。アンケートの実施時期が3月だったためか、「これから作成する」も17%あった。  

図1

 移行措置対応に関して、管理職が主事・主任の教師に指示していることを自由記述形式で回答してもらったところ、図2のような内容となった。教育課程の編成や授業時数の確保に関する事項が多い。質・量ともに、教務主任に対する期待が高いようだ。進路指導・生徒指導担当の先生に対しては、今まで取り組んできた指導の更なる改善に関する内容が中心となっている。

図2

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