お茶の水女子大学附属高校の生徒は「高大連携特別教育プログラム」をどのようにとらえているのだろうか。
2007年3月に同大学附属高校の新聞部が行ったアンケート結果を見ると、同プログラムに対する関心の度合いがうかがえて興味深い(図2)。「選択基礎」の受講については、1年生の23%が「応募する」、2年生の7%が「応募した」と回答した。その理由として、「お茶高生だけのシステムを活用したい」42%、「授業に興味がある」24%、と回答している。同プログラム開始前は例年、同大学附属高校からお茶の水女子大学への進学者が5人前後ということから考えると、授業そのものや同プログラムに対して生徒が期待を抱き、同大学への進学を意識していることが読み取れる。
2008年4月には、同プログラムを受けてきた生徒が初めて入学する。どのような生徒が入学してくるのか、プログラムを経験していない他学生と比べたときどのような違いがあるのか、大学での学びや生活へのなじみやすさに違いはあるのか。追跡調査を続けることが、プログラムの成果を正確に把握することにつながる。
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