ベネッセ独自の調査・研究に基づく教育情報を発信。学校向け情報誌に掲載している教育動向や学校の実践事例、子どもや教育に関連したさまざまな調査の報告書、調査データなどを公開しています。
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2009年4月号
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生きたデータの徹底活用
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2:クラスの力で学習習慣の定着を図る
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※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■学習の記録表
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(21KB)
■クラス別学習時間調査(4時間用)
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(34KB)
■クラス別学習時間調査(8時間用)
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(34KB)
データ活用のねらい
多くの新入生は、高校生活に大きな期待感と高い目標意識を持って入学してくるものだが、実際の高校生活と自分の想像との間にギャップを感じ、やる気が低下してしまうこともある。そんな生徒の内面に刺激を与える方策として、この時期はクラスの活性化が重要になる。
1学期にさまざまな学校行事を実施してクラスや学年の結束力を高めようとする学校は多いが、
学習習慣の定着においても、クラスや学年集団の力を利用したい。学習記録や学習時間調査などを学年、クラスで集計したデータを生かして、「頑張ろうという気持ちのある集団」「1人の努力がみんなによい影響を与える集団」に自分が属していることを実感させ、学習習慣の定着とクラスの活性化につなげていきたい
。
データ活用の流れ
学習記録などは、記入することが目的ではない。日々の取り組みの改善点を生徒自身に見つけさせ、どう取り組むべきかを考えさせる場として活用したい。また、図4の学習時間調査を行うときも、クラスで到達目標を設定し、「みんなで頑張っていくんだ」という雰囲気をつくる。担任も漠然とした言葉ではなく、「帰宅直後の1時間の使い方が重要」など学習時間を増やす方法を具体的に示し、意識の向上を図りたい。
なお、「高校生らしさ」のイメージが教師と生徒にギャップが生じていることもある。新入生から「高校生らしさを感じたとき」を聞き取った図5で、高校生らしさを感じる新入生の着眼点や感性を、教師がリアルタイムで把握しておくことがクラスへの仕掛けを考える上でのデータベースとなる。
高校生らしさを実感するための指導フロー
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に「プラスαの指導」「活用後のフォロー」があります。
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