みんなで取り組む小学校英語
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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同じ指導の繰り返しで教師が自信をつける

 北浜小学校では、年数回、校長や教頭など学級担任以外の教師も複数参加するワークショップ形式の活動も行う。教師は英語の歌を歌いながら縄跳びをしたり、英語でシャボン玉遊びをしたりと、自分が得意なテーマでワークショップを設ける。子どもは、クラス混合で小グループに分かれ、45分間で3人の教師と活動する。普段は接する機会の少ない教師の指導を、別の学級の子どもと一緒に受けることで、新鮮なコミュニケーションが生まれる。教師は、同じ指導を3回繰り返すため、指導技術が磨かれ、自信もつく
  このほか、ALTと学級担任によるチームティーチングも、年7回ほど行う。ALTの出身国の文化やスポーツについて話してもらい、異文化理解を深めるのが主な狙いだ。
  これらの英語活動は、ほかの教科にもよい影響をもたらしていると、飯島先生は話す。
  「言葉を補完するための視覚的な表現方法や教材などの工夫は、他教科の授業にも取り入れています。特に、低学年や授業がわかりにくいという子どもへの指導には効果的です」

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