学びが深まるICT活用 ICTの活用でよりよい授業、校務の効率化を進める

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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ICTを教科学習の知識の定着に生かす

 06年度からは教科でのICT活用を始めた。最初の取り組みとして、2年生の算数でベネッセの教育支援ソフト「@(アット)発見島」のコンテンツ「かけ算ビンゴ」を活用した。これは、対戦型のビンゴゲームを通して九九の反復練習を行うものである。導入に際しては、多少不安があったと小田先生は話す。
  「子どもの関心がゲームの勝敗に向かってしまうのではと心配していました。しかし、子どもからは『一生懸命覚えたかけ算の九九を使えたのが嬉しかった』などの声が聞かれ、教師が考えていた以上に学習内容を意識して取り組んでいました」
  こうした成果を受け、07年度には6年生の社会科の授業で「@発見島」を活用した(実録e授業参照)。担任の板井雅春先生は、子どもの関心の高さに手応えを感じたという。
  「問題をつくるために、どの児童も教科書を熱心に読んでいました。今回のようにまとめ学習に活用すれば、知識の定着に効果的だと感じました」

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