「現在の学校の成績」を重視する傾向が強いのは短大希望者で、「とても重視する」が半数近くに上る。短大の合格は、実態として推薦入試で決まる場合が多いことの影響があるものと考えられる。「仕事としてやってみたいこと」を「とても重視する」と回答した割合が高いのは、短大と専修・専門学校への進学希望者で、いずれも7割を超える。資格取得の支援に力を入れる短大の増加など、4年制大学に比べ一般的に職業とのつながりが強いことが関係していそうだ。
「将来どういう生活を送りたいか」を「とても重視する」とした生徒の割合は、「入るのが難しい4年制大学」を目指す生徒と「普通程度の4年制大学」の志願者では10ポイント以上の開きがある。進学希望者の中でも、難関大学を狙う生徒の方が、将来の仕事や生活設計をより重視して進路を選択している傾向がうかがえる。
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