今回のツアーは、全国紙や観光業の専門紙に取り上げられ、テレビ局の同行取材もあった。「オープンキャンパスに参加した高校生や保護者の口コミによって広まるイメージも大事だが、メディアに取り上げられることによってさらに大きな波及効果が期待される。ニュース性の高いイベントにすることは、企画段階から考えていた。事前に新聞社やテレビ局にプレスリリースを配り、積極的なメディア対策をとったことが功を奏した」と、黒田主任は手応えを語る。
　2007年度の開催は未定だが、次回は、例えばウェブサイトで高校生の意見を採り入れながら企画を練り上げることも考えている。「ツアーに参加する高校生が実施前の段階から企画に携わることができれば、今回以上に密度が濃くなり、盛り上がるのではないか。もう一工夫凝らすことで、さらにアピールでき、メディアに取り上げてもらえる可能性も高まると思う」（黒田主任）。
　学生の感性と学びの成果を反映させたイベントで、これまでにないスタイルの募集広報を試みた大阪観光大学。大学の主役である学生を広報の活力として生かす新たな可能性を示したといえるだろう。