特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
  PAGE 17/28 前ページ 次ページ

プロジェクト科目で「学の実化」を実践

 12年一貫教育で、学是である「学の実化」をどのように実践するのだろうか。主な方策は3つある。
 1つは、高等部におけるプロジェクト科目の導入だ。教科学習で学んだ知識を実社会で応用する探求型の科目で、卒業研究も課す。

知の循環のイメージ

 2つ目は、「知の循環システム」の構築だ。幼稚園から生涯学習までの「縦の循環」に加え、企業や地域社会など、外部との「横の循環」を強化する。具体的には、総合的な学習の時間や高等部の専門演習科目などを活用した教科横断的な授業で、地域社会に開かれたハイブリッド型の教育を展開する。すでに高槻市や同市教育委員会と協定を結び、さまざまな活動を検討している。
 3つ目は、英語と情報通信技術(ICT)教育に初等部から力を入れること。学の実化には、「国際的精神の涵養」「外国語学習」という意味合いも含まれているからだ。グローバル化・情報化に対応し、自ら考え、行動できる力を育成する。


  PAGE 17/28 前ページ 次ページ
目次へもどる
大学・短大向けトップへ