起業教育を軸とする高校との連携には長期的な出張講義もある。高校のキャリア教育の授業に、大学教員が年5するというもの。2006年度、2007年度には大阪市立鶴見商業高校、2008年度は兵庫県立姫路商業高校の授業に参加した。高校生が企業に対して新商品やイベントを提案するという授業内容で、大学教員の役割は、企画内容の方向性の提示とブラッシュアップのための助言、プレゼンテーション指導などだった。企業に受け入れられ実現した提案もあり、大きな成果を得た。
酒井准教授は、「高校教員には、企業との調整のノウハウが乏しい。大学は、高校生に対する指導はもちろんだが、高校と企業との橋渡しの役割もできる」と言う。
2009年度は岐阜県立岐阜商業高校と連携。今後も、年1校程度のペースで連携を進めていく考えだ。
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